と うにおちずかたるにおちる
問うに落ちず語るに落ちる=秘密というものは、人に聞かれたときは用心して漏らさないものが、自分から話し出したときはついうっかり口をすべらせて真実を話してしまうものだということ。
伊藤 俊幸氏 ■略歴
防衛大学校機械工学科卒、筑波大学大学院修士課程(地域研究)修了。海上自衛隊で潜水艦乗りとなる。潜水艦はやしお艦長、在米国日本国大使館防衛駐在官、第2潜水隊司令、海上幕僚監部広報室長、同情報課長、情報本部情報官、海上幕僚監部指揮通信情報部長、海上自衛隊第2術科学校長、統合幕僚学校長、海上自衛隊呉地方総監を経て、2016年本学教授就任。
本物の潜水艦乗りであり自衛官としての最高位、海将まで上り詰めたひとです。
この人が例の事件について、下っ端でもなく現役でもない元海将だからこそ言える解説をしています。
私ら素人が必死に情報集めて評論家の真似事をしても、本職にはかないません。
さて、真相はいかに。
◆
P‐1哨戒機は何をしていたか。 なにがあったか。 経済制裁中の北朝鮮に対し背取り活動の監視、および工作船のの警戒。
背取りとはこの場合、簡単に言えば横流し物資の仲介。中国→X国(または組織)→北朝鮮
工作船とは過去に海保が撃沈させたこともある商業船に偽装した高速船など。
大和焦近辺では不審船が多く、哨戒機による警戒などはめずらしいことではない。 今さら騒ぐことが不自然。
今回も不審船団を発見したので、接近したところ現場にはなぜか韓国籍の軍艦がそこに居た。
そしてレーダーの照射を受けた。回避行動をとりながら無線バンドを合わせ説明を求めたが応答がなかった。
◆
事後に行われる手続き 現場での解決が見られない場合、韓国駐在武官経由で韓国海軍省に問い合わせが行われる。
現場で何をしているのか、レーザー照射の意味は何か? これが20日の時点。
しかし韓国側からは回答が得れぬまま(コメントすらない) 日本政府は21日に動画の公開に踏み切った。
動画公開に対してようやく韓国側のコメント「漁船探索(北朝鮮籍)のため積載される全レーダーを稼働させていた」とコメント。
海軍関係者ならこれがデタラメだとすぐにわかるらしい。全レーダーを捜索のために稼働させるなどあり得ないのだ。
伊藤氏はなんでこんな適当な言い訳をするのか疑問に思ったと言っている。
日本政府もすぐに反論。 すると韓国側は「レーダーは一切照射してない」と主張し始めた。
さらに日本政府は反論。証拠があることも明確に伝えた。
弁明に対して公式に反論するのは日本政府としては異例中の異例。
それでも日本側は韓国の立場も考慮し「事実誤認があるようなので」と前置きをしたうえで話し合いの提案をしたが実現はしていない。
◆
なぜ照射されたのか。なぜ嘘がつかれたのか。 伊藤氏の解説によれば照射事実は「軍上層部からすれば、不良隊員あるいは不良指揮官による規律違反」という単純な不祥事であり懲戒処分は確実。上官は更迭を免れないことらしい。そして首を差し出す代わりに騒ぎを大きくしないでほしいと要請が入るのが今までのやり方だった。
ところが今回は海軍のさらに上の国防省が海軍からの説明をすっ飛ばし、前述のウソを公表してしまった。
海軍の事を知らない事務方がクレーム処理のお手柄をたてたいがために暴走した可能性もある。
恐らく本気で誤魔化せると思ったのだろう。
海軍関係者からすれば恥ずかしいからやめてくれと言いたくなるような程度のウソは誰にも止めてもらえず発表された。
◆
艦長は何をやってたの? 軍艦の最高責任者は艦長。 艦長は軍規を順守し、船員を統率し、指揮系統を正常に機能させなければならない。
ところが伊藤氏に言わせると、艦長などはせいぜい尉官(少尉~大尉) 絶対的な権力があるかと言えば「ない」と言える。
素行の悪い部下を抑えきるほどの力はないと断言。
反日教育の影響かは定かでないが日本の哨戒機が接近してくることに対して、個人的に「あったまきちゃった」やつが武装管制室にいて、調子に乗って挑発してしまった。これも反日無罪なのか? しかし軍VS軍では冗談で済まない。
このようなことが切っ掛けで軍事衝突にもなりかねない。
なので最重要の規律としてやってはいけないことと徹底的に教育される。 にもかかわらず。。。
この件について海軍上層部は頭を抱えたはずだ。 今度ばかりはメンツとか言ってれれないと。
そのことは国防省にも伝えられたはずである。
そして本質を理解せぬものが釈明したことによって、ここまで話がこじれてしまった。
これが伊藤氏の説明。
どんな評論家の説よりもやっぱしっくりくる。
現場にはいろんな奴がいて、コントロールが出来ていない。
最上層部もいわば背広組。 現場の事なんて実はよくわからない。
韓国軍とはそういう軍隊だと世界中に発信してしまったわけだ。
それにしても駆逐艦の艦長を下っ端呼ばわりw さすがっす。
もしこれを元にもう一つのストーリーを仮定するとしたら
例の「背取り」だよね。
個人では北朝鮮の背取りなんてできないだろう。であれば組織。
艦船なので数人がグルでも船は勝手に動かせない。となれば最低でも艦長を含む艦単位の企み。
あるいは海軍単位かもしれないし、私は一番現実的に考えると国単位での背取り。
この場合の取り分は「スマイル0円」。つまりご機嫌取りが目的。
実際、経済支援は続けると表明している。これは中国にも北にもいい顔したいということ。
だったら堂々とやればいいのにと思うが、そうできないのはアメリカの顔色も窺わないといけないから。
そこで監視を受けづらい海洋上ということになる。
しかし、運悪く日本の哨戒機が登場。 パニックになったのか余程みられたくなかったのか
いずれにしても必死に追い返したい気持ちの表れがレーザー照射だったってこと。
仮に艦長命令での照射だった場合。 まさか規律を知らないはずもなく、よほどやばいブツを運んでいたと思える。
「ごめんね操作ミスしちゃった」で済んだかもしれないこの事件。
プライドやらメンツやらがいかに邪魔なモノなのかよくわかる事件でした。
まあ、例によって裏で謝って表で勝利宣言といういつもの韓国で終わるような気がしますよ。
ホントにヤバい背取りなどしていないならね。
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2019/01/08(火) 05:47:22 |
何様語録
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President Moon Jae-inサマの原点は、巨済島の捕虜収容所? あまりに貧しく、不条理なあまりにつらい日々。
Park Chung-hee様の統治に反対する熱血学生運動家で、奥様ともそのときの怪我がきっかけで深いお付き合い。
Moonさまは、「親日と独裁」を否定することが政治思想の基盤にあるのですから、壊れた録音機のように同じようなことを繰り返すのは当然で期待する方がおかしいように思います。、国際政治に疎いのは仕方がないのかも。
Moonさまにとって、国際関係は父母が脱北のとき残してきた祖父祖母のいるN-Koreaが中心。
KCIAは、どうするおつもりなのでしょう?
このままでは、韓国経済はどん底へ。
S-Koreaが没落し人民元に支配される国になれば、日本経済にとって大きな打撃。
TaiwanとS-Koreaを抜かれれば、日本はAsiaで孤立。
100年後には、東シナ海周辺は人民元の支配下に?
中国共産党が100年後まで存続するとも思えませんが、存続しないときの争乱がさらに恐ろしい悲劇を日本にもたらす?
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21世紀は、国家崩壊の世紀
日本の財政赤字は、アキレス腱になるかも。
国債の防御が課題で、経済戦争と見切った中国共産党は、深くしなやかに日本の経済に。
郵便局の貯金限度額を増やし、担保。でも、それって、禁じ手でしょ?
返還する気がないのですから、もはや手の打ちようがなく
逃げ道が塞がれた日本経済!
S-Koreaは、日本より前に人民元の支配下に?
President TRUMP様、USは内部崩壊を?
民主主義の弱点?
それにかわる制度がないのであれば、カオスは拡大
とっても面白い世紀
S-Koreaの未来は?
あの国に民主主義はムリ。でも、独裁はもう不可能で、情報を得ていないまま右往左往する「民衆」に振り回されて地の底へ。
Samsungは、峠を越え、あとは下り坂?
日本のNTT dokomoを道連れに
2019/01/13(日) 10:16:19 |
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Mrs.PIE #vDT9Vm1A
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