くろまぐろ
黒マグロ 学名: Thunnus orientalis 別名:本マグロ
大間のマグロだろうがインド洋マグロだろうが、どっちも同じ黒マグロです。
魚でありながら、罪悪感を覚えるほどの脂。 赤身ですら脂を感じる。
近所の寿司屋さん。黒マグロの中トロか大トロを頼むと「塩でお召し上がりください」という。
私「ほぉ」 醤油ドバー。
好きに食べたいのだ。 それに今まで醤油で食べてきたマグロと比較するには醤油で食べるのがフェアってもんだ。
そもそも醤油というのは
魚をおいしく食べるために発展してきたのだ。
醤油が持つ香ばしさが魚の臭みを消して、甘みをひきだし、ご飯とのプライマーの役割を果たしている。
私が思うにマグロが醤油の基準になっていると思う。
さらにクセの強いカツオなどは藁で炙って叩きにして柑橘類で造るポン酢、さらにネギやニンニクまで加えて食べる。
魚は魚臭いから旨いと言う人も、叩きを目の前にして薬味も付けず普通の醤油で食べる人は少なかろう。
ハモに至っては梅肉で食べ当たりする。
つまり魚は臭い、そしてクセがあることを認めたうえでどうやっておいしく、日本酒や白米に合うようにできるか
この命題を何百年も続けてきた
究極のゲテモノ料理が日本食なのだ。
そして極め付きが「
最終工程は食べる人がやる」という未完成の美学だ。
焼肉、つけめん、焼き餃子、天ぷら 日本食の多くは未完成で提供され最終的な味付けという
最大の責任はなんということか食べる側が負うのだ。
これさえなければ「塩がお勧めです」なんていう命令を受けることもなく
命令違反をして、板さんに「ちょっとww」みたいな顔をされずに済んだのだ。
もっと言おう。 鍋だ。
鍋に至ってはほとんどの肯定を客に丸投げだ。 もんじゃやお好み焼きもしかり。
ならば帰り際に「ごちそうさまー」って言うのはちょっとアレな気がする。
さらにこのようなシステムでなければ、鍋奉行などというめんどくさいタイプの人間は生まれなかったのだ。
ええ、わかってますとも。 めんどくさいのはお前だろという声が聞こえてきます。
だけどね、何としても塩で食わせたいのなら、最初から塩味にすればいいのだ。
「コーヒーに砂糖とミルクはお付けいたしますか?」
気が付くとテーブルにはこんな貼り紙が 「香りと豆の甘みを楽しむため最初はブラックがお勧めです。」
がるるるるるろるるる。。。。
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- 2019/03/17(日) 10:11:23|
- 何様語録
-
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-
| コメント:8
山葵。これもまた大事な日本の味ですね。 おろさずに包丁で丁寧に叩いて叩いて、ほんのりシャキシャキが残るくらい。知らきゃいいのに知ってしまった贅沢はモノに順位優劣をつけたがっていけません。
枝豆。これもまたひと手間残しの代表格。豆だけなら若い大豆。皮がついて枝豆。 食べない皮に塩を振って、その舐め具合で塩加減を自分好みに調整できます。 なので辛めに塩を振るのでしょうね。
最近ではマグロやカツオにマヨネーズという組み合わせ。そんなゲテモノ食えるかなんて思っていましたが、不本意ながらこれがまたアリのうまさ。
- 2019/03/17(日) 16:30:47 |
- URL |
- いえねこ #-
- [ 編集 ]
ハイおまちどー。後はお好きにドーゾ …食べ方知らね? なら教えたる ⬅️ くらいがわたしのオモウサービスなのね
アレシロこれしろソレ以外は認めねー …そんな飲食店が増えてるけどわたしにはムリ 近寄りたくないワ(笑)
- 2019/03/17(日) 21:13:08 |
- URL |
- ゆう。@ #0t.r3BLQ
- [ 編集 ]
うぬ。「塩もおいしいよ」ならば興味も湧いてくるのだがね。 実際、塩がおいしいのもわかるしさ。
頭の中が「醤油も含めたおいしいまぐろ」を再生して、それを舌が待ってるのさ。 そのタイミングで「塩こそ通」みたいに言われてもね、「貧乏舌でけっこう」となるのがB型おとめ座というもんでしょ。
あとさ、ラーメン屋。 胡椒とかニンニク入れられるが嫌なら置いておくなと。
- 2019/03/17(日) 23:50:56 |
- URL |
- いえねこ #-
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トロに塩、ですかあ。。ダメだなw
O型おとめ座でも生魚に塩は(ヾノ・∀・`)ナイナイ。舌に乗せるどころか歯にあててるところさえ想像できないw
そういえば、過日のシャウエッセンかアルトバイエルンかは私はアルト派でございました(確かに皮が薄い。それでもつなぎ目の皮を寄ったところは残してしまうw)
なお、こちらで初めて知った組み合わせ、塩ラーメンにウィンナーはヒジョーに美味でございましたw これには塩をひとつまみ足すといい塩梅に美味しさが引き立ちましたです、ハイ。
- 2019/03/18(月) 06:35:54 |
- URL |
- ROM #RS4k0RpE
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食べる人の自由?
ならば、
お刺身にマヨネーズ
という組み合わせも?
鯛のお刺身に、オリーブオイルのドレッシング
鮪に辛子マヨネーズ
食べる人が決めればいい、とは思いますが、、、
お醤油でしょ!
人吉緑屋のお醤油!
併せて、
多良木は恒松の焼酎!
球磨川のせせらぎを前に、川面を吹きぬける風を楽しみつつ
最高のお料理を味わってしまうと、もうダメ!
嬉しそうに お刺身にマヨネーズをのっけるのを見ると、コイツの舌はブタだ、って心の中で
お塩
ボリビアのローズソルトをいただいたことがありますが、なんだかよくわからなくて
修行が足りません。
- 2019/03/18(月) 07:33:00 |
- URL |
- Mrs.PIE #vDT9Vm1A
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炙りトロに塩という組み合わせは試してみる価値がございます。もちろん醤油でも、さらにはポン酢でもいけちゃう感じでございますがw 塩が難しいのは産地製法で全く違う物になってしまうことでしょうか。
基本海のものは海の塩でという感じでしょうかね。おそらくローズソルトのような鉄分の多い塩ですと海の生ものにはちょいときついことになるかもしれません。
塩ラーメン。お試しいただけましたかw 可能であればサッポロ一番などチープな銘柄がおすすめです。
塩ひとつまみ。 私ですね、お湯を最初から少なめでスープを作ります。 粉、あるいは液体のスープを丼に出し、
麺が茹で上がったら、茹で汁だけ丼に少しずつ入れて濃いめに調整という感じです。
これはですね、実家にいたころ破壊王が計量カップを箸置きや野菜の切れっぱしを入れて置くのに使ってしまって水の量が量れなかったときのクセですw
- 2019/03/18(月) 10:34:19 |
- URL |
- いえねこ #-
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鯛のお刺身に、オリーブオイルのドレッシング 。それ、カルパッチョだろwって話ですよねw
客が食べ方の自由を求めるのであれば、店には客を選ぶ権利というもんがございます。
「マヨネーズ?そんなもん置いてねーな」これで勝負ありなのでございます。
食べ方の定番があり、店として食べさせたい食べ方があった場合。 「どっちにします?」と尋ねるか「塩味ついてますんでそのままどうぞ」有無も言わせないパワースタイル。これでいいと思うのです。
先日の私のように新たなテイストをチャレンジする意欲もなく、おいしいもの食べてサッサと寝たい気分ですと「ごめんね今日は普通のでおねがい」となるわけです。 ちなみにこの寿司屋の大将とは高校からの友達未満知り合い以上なので多少のわがままもお互いに通じる感じなのでございます。
さて、さすがに手を尽くした船盛りにマヨネーズをぐるぐるにかける人はいないでしょうし、まさか数寄屋橋の名店でバルサミコ酢ちょーだいなんて言える勇気はございませんw
なんといいますか、自由と好き勝手ではだいぶ違いがありますし、店側には二度ときてもらえないリスクもありますし、客には出入り禁止になる可能性だってあるのです。
マヨネーズも原料を見ればなんとなくアリに思えてくるのは、多少なりとも舌の経験値が高くなってきたのではなんてこともおもうのでございます。
話は変わりますが、最後のひと手間。 たとえば煮物のように完成形で提供される料理。この変えようのない味が「おふくろの味」だったりするのかな?なんて思う月曜日でございます。
しかし、どこの家庭においてもおふくろの味代表格であるカレー。複数のルー コーヒー入れたりチョコ入れたり試行錯誤で完成した我が家の味。 父:醤油ドバァー 姉:ソースドバァー 私:タバスコドヴァー
最後のひと手間なのでございます。
- 2019/03/18(月) 11:09:07 |
- URL |
- いえねこ #-
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