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穴掘って吠えるでござる

思っていることを適当に書き溜めして、1年後に恥ずかしい思いをするためのブログである。

あじつけ

先日、実家に行きまして。
破壊王(母)の作っためしを食べたのですよ。
そうめん、煮魚、ヒジキとちくわを煮たもの、タケノコを煮たもの・・・
あの・・・ これ全部めんつゆ味じゃございませんか?



今回は楽器の話。 
コロナ引きこもり生活で空前のギターブームだそうでw
そんなギターの話。「エレキギターの音は材で変わるのか?」です。

あくまでもエレキギターについてです。
アコースティックギターのような生音の変化ではなく
弦の振動をピックアップで拾って電気的な音信号に変換するものです。

よく言われるのが、メイプルのような堅い材は乾いたカリッとした音
アルダーは柔らかく温かみのある音。
軽い材のほうが鳴りが良い。 牛骨のナットはサスティーンが長い
ブリッジはブラスが良い。指板はローズウッドが最高峰。
まあこんな感じです。

いわゆるギターマニアの間では、これぞ常識といった感じで語られてはいるのですがね
いえねこは思っていたのです。 「材の違いより個体差のほうが影響ある」と。
アコースティックギターをいじる人ならわかると思うが、同じシリーズのギターで同じような年式でも
同じ音はしないんだよねぇ。 似たような傾向はあるけど、全然違う。
保存環境とかによっても違うかもしれないが、楽器屋で新品を弾き比べても全然違う。
つまり生音を鳴らすアコースティックでもこれなのだから、エレキギターの材の違いなんて当てにならない。
言ってしまえば弦の違いとスケールの違い。それとピックアップの違いと個体差。 
いわばめんつゆ味、音を決める要素のほとんどはこれだけです。

こういうこと言うとね、顔真っ赤にして反論する人が多いのです。
で、この動画。

9:00 二つのデスクに弦を張って鳴らす。 
こんな状態でもブラインドテストで違いがわかるか?ってことです。


たとえばヴィンテージギターなどを否定するわけじゃありませんよ?
私もコレクションで持ってます。1962年製ストラトキャスター。 
買った当時でもそこそこのお値段でしたが、今となっては恐ろしい価格になってます。
そりゃね、ヴァイオリンなんかに比べれば歴史も価格も大したことないんでしょうがw
ギターの楽器としての寿命は50年前後と言われてますし、そういう点からいえばとっくに引退の保存用個体。
楽器なんてものは弾いて楽しむものですからね、材がどうだとか何年製だとか
そんなこと気にしないで楽しめばいいんじゃないかと思うのでございます。





【補足】
材=つまりボディーやネックの材料で主に木材が使われてます。中にはアクリルやアルミもありますがね。
ボディーに一枚板のもの、2・3枚を継ぎ足したもの、表と裏を張り合わせたもの、ベニヤなどの合板があり
アルダーやアッシュ(タモ)、カエデなどが使われて、ネックにはアルダーやカエデ(メイプル)が使われる。
指板にはローズウッド、黒檀、メイプルなどが使われる。
音だけで選ぶなら違う材料が選ばれただろうね。 
ようするに加工性が良く、丈夫で狂いがない。そういう基準で材を選ばないと楽器として使い物にならない。
そして安定して手に入る材やコスト面も大事。
今となってはローズウッドやハカランダなどはワシントン条約で輸出入が禁止されているので希少性が高く
一般的に高級材ということになってはいるけど、50年代には普通に使われる材だった。 近年になっての高級品というわけ。

ギター伝説はいろいろありましてw ヴィンテージは枯れた良い音がするとかね。
確かに私物のストラトも「いい音」というか枯れた音はするのですよ。
でもこれ、ピックアップが寿命に近い状態であったり、長い時間の中で密着するべきところは密着し
動きたい部分は緩くなってきた結果のことであって、材は関係ないと思われます。

ただね、絶対的にちがうのが、同じ材でも古いのはいい部分使ってるんよね。 
今のように材が枯渇しておらず、大きな木からいい部分を選べたのだと思う。
だから製造から50年も60年も形をとどめている感じがするよ。 
塗装なんかはひどい。ニトロセルロース(合成うるし)だからひび割れはひどいしあちこち剥離してるしぺたぺたするし。

ヴァイオリンの名器がすごいのは「丈夫」ということに尽きると思う。
何百年も前の木工品がいまでも使えるってすごいよねぇ。 
表面はやはり天然素材でセラックというものが塗ってある。
これは虫のウンコ? 虫が樹液を吸って、体内で分解されたものらしいけど
そういう原始的なもののほうが長持ちというね。
出来上がった時から今の今まで大事にされてきたわけで、戦火に焼かれることもなく
いたずら小僧に落書きもされず、すっころんで地面に叩きつけられてバランバランになることもなく
おっさんの顔面に噴き出す男汁を吸い、お姉さまの保湿剤にも負けず生き延びてきた
そういう歴史背景を感じるからこそ名器なんだろうな。

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コメント

なるほど!

分かりやすい例えですね。
めんつゆっていろんな物が入っているので便利ではありますがそれ単体では転用すると味がぼやけるので他の調味料で微調整しないと、美味しい料理にはならないですものね。
でも、めんつゆって意外と残りやすいので、その辺りのお母さまの事情は察してあげてくださいな(^_^;)。

「還暦の」ストラトキャスターお持ちだとはビックリです。

話はズレますが、私かつてアコギを持っておりまして、高校生の時に学校に自分のギター持ち込んで歩いてたら、クラス担任と数学担任に見られて「そういえば、もとかさんてイルカさんに似てるね。」と言われたことがあります。
今はもう、なごり雪も海岸通りも弾けませんが・・・。
  1. 2022/05/30(月) 11:12:17 |
  2. URL |
  3. もとか #gvqlxLjM
  4. [ 編集 ]

もとか様

めんつゆ味自体に問題はないのです。出されたもの全部がめんつゆ味というのが、いかにも私の母らしいといいますか・・・ w
言ってる私自身も焼き肉のたれを多用しますし、肉を焼いてポン酢かけて出来上がりなんて感じが多いのです。 

>ストラトキャスター  初めて全額ボーナスが出たときに、新人賞とか社内キャンペーンでたまたま優勝しちゃったりが重なってですね、今の若い人たちには言えないくらいの金額が口座に振り込まれましてw まあそういう時代でしたからね。 そこで車とギターを購入したわけです。現金でw 
記憶が間違っていなければ、当時の相場から6倍くらいの価格になっているようです。 今後も持ち続けるべきか、使う人にバトンタッチすべきか迷うところです。

ぼくが初めてギターに触ったのはかぐや姫が解散して、風がまだ現役だったころだったかなぁ? 長渕剛が出てきたころだったような・・・ アリスとかw
イルカと言えば「わんぱくフリッパー」とか「GOGOマリン」が思い浮かんでしまいますw
  1. 2022/05/30(月) 12:04:28 |
  2. URL |
  3. いえねこ #-
  4. [ 編集 ]

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