「ぶーぶー」 赤ちゃん言葉でいうところの自動車だ。

ぶーぶー
かつて鉄道は「ぽっぽ」だったが、今となってはガッタンゴットンすら聞こえない
味気のない快適な乗り物。
「回す」 チャンネルを回す、ダイヤルを回す。 今の子はこの意味が分からない。
ボタンなどという物理的スイッチは、いつか消えてしまうでしょう。
さて、今後電気自動車や燃料電池車がメインになって、世の児童たちは車のことをなんと呼べばいいのでしょう?
小さい声で「ウィーン・・・・」 大人のおもちゃと区別がつかないじゃございませんか。
100年かけて進化してきた内燃機関(いわゆるエンジン)は絶滅してしまうのでございましょうか。
誠に残念な話です。
まあこれも時の流れというものです。
あらゆるものの過渡期、変換期に立ち会えることを楽しみましょう。
気になるのはEV、ハイブリッド、水素、ガソリン、軽油、鉄道
これらの燃費(移動コスト)がどうなるかです切実です。
実際高くなるのか安くなるのか、知らぬままでは情報弱者。
難しい計算じゃなくて、ここからあそこまで行くのにいくらかかるんだよって話です。
〈以下クリッカーよりテスト数値を参照〉
試算条件・東京から1000キロ離れた場所(東京駅~新下関駅)への移動コスト。
・自動車は高速道路を利用し、鉄道は新幹線の自由席とする。
・走行性能はWLTCモードで計算。 つまり実走行ではありません。
参加車両・水素燃料電池代表 トヨタMIRAI 車両価格710万円~
・ガソリンハイブリッド代表 トヨタプリウス 259.7万円~
・ディーゼル代表 マツダ6 289.3万円~
・鉄道代表 新幹線N700S16両1編成 40億円~
【結果】1位新幹線N700S 16両編成総額:2万1020円(乗車券+自由席)
まあある意味シェア価格ですけどね。 だとしても1000キロ前後の移動であれば快適かつ迅速だ。
単身で移動するという条件下であればコスパは高い。
2位
トヨタ プリウス総額:2万7908円 燃料代5448円 首都高1320円 高速2万1140円
車両価格、燃費、サイズや使い勝手を考えても日本代表として誇れる結果。
個人的にT社が好きか嫌いかは別の話ですw
新幹線と比較するとやく7000円高くなり、居眠りも許されませんが、
例えば2名乗車なら半分、家族4人なら一人当たり4分の1の価格となります。
運転が好きならかなりのコスパになり、運転が交代できる同乗者なら負担も少なくなります。
3位
マツダ6総額:2万9649円 燃料代7189円(軽油) 首都高1320円 高速2万1140円
プリウスが価格競争できるようになった今、たとえディーゼルの優位性があったとしても太刀打ちできないか・・・
とは言えです、あのT社の大衆車デザインに対する「こんなもんでいいでしょ?」的な姿勢を考えれば
十分に選択肢になると思われます。(個人的意見です)
4位
トヨタMIRAI総額:3万1269円 燃料代8809円 首都高1320円 高速2万1140円
まだ発展途上の動力と見れば合格点と言えるのではないでしょうかね。
試乗動画を見ると、使用感などもかなり高級車寄りとのことなのだが、価格からして高級車だしねw
新しい物好きならば選択肢としてありかもしれないが、大衆車としてはまだまだ。
そもそもですが、低燃費車というより低公害(ゼロエミッション)を使命とした試験的車両です。
そういう立ち位置ということを考慮するのなら、将来的には期待できるシステムということでしょう。
USAも水素燃料電池開発に参加するって表明したしね。
どう思います?
移動だけ考えれば新幹線は快適です。 しかし、隣席に迷惑なやつとか
うるさいかわいいお子様とか
シュウマイ弁当の臭いとかいびきとか、そういう突発的な災難も我慢しなければなりません。
それに比べて自動車は個室です。短パンだろうが、鼻をほじろうが、屁をしようが、大声でミスチルを歌おうが
同乗者以外に気遣う必要もなく、さらにはサービスエリアでグルメを楽しむのもいい。
現地に到着してもそのまま移動を継続できる。鉄道の場合現地でレンタカーとか公共交通とか
別途コストがかかることもある。
どちらがいいかは個人的な事情次第ということなのでございましょう。
でMIRAIです。
このまま水素燃料の価格が維持する、またはボリューム効果で安くなっていくのであればいい。
ところがですよ?ガソリン税や軽油税の税収が確実に減るわけですよ。
そうしたら頭のいい官僚はこう考えます
「馬鹿な国民から吸い上げればいいじゃん」とね。
つまり
水素燃料税ですよ。絶対にくるね。ガソリン税並みに。
さあそうなったら、MIRAIの未来はどうなるでしょうね?
現状は消費税のみの水素です。 これに例えばガソリン税(1リットルあたり53.8円)に匹敵する課税がされた場合
今回の試算で言えば、燃料代8809円におよそ3000円が加算されることになります。
EVに関しては最悪のシナリオとして、
電気代そのものが3割値上がりとかね・・・
あれ?もう始まってる? こんな時間に誰か来たぞ・・・
EV車についてですが、比較が難しいようですよ。
充電方法で価格は全然違うし、現状では長距離走行に適していない。
1充電あたり同じような走行距離が可能な場合、3割から4割燃料代が安くなる計算らしい。
でもね、よくかんがえてみて。 戸建て駐車場付きじゃないとEV車は不便でしかない。
EVスタンドに行って、ひたすら充電されるのを待つしかない。
月極駐車場には充電器などありませんからね。
いや、今後充電できる月極が増えてくるかもしれないが、当然賃貸料金は高額になるし、盗電などの対先も必要になる。
EVにはもう一つ重大が問題が残っている。
「リセール」です。
乗り換えを考えた場合、バッテリーとモーター両方、さらにはインバーターだとかそういう部分の劣化も
その買取価格や再販価格に大きく影響するのは明らか。
これはね、リサイクル面まで現状追いついてないから。 規格化もされていないので部品生産が終わればもう走らない。
これらにかかるコストはすべてユーザーの負担になりますからね。
世界規格でわかりやすく言えば、模型用の小型モーターのように規格が決まっていて
さらには電池も単一単二のように決まっているのなら買い時は近いかもしれない。
ところが残念なことに、各社好き勝手に開発しているのが現状。
せめて日本国内だけでも統一規格を定めて、消耗品は容易に交換できるようにしなければ
「でんきじどうしゃ」は買うべきじゃないと思うのでございます。
- 関連記事
-
スポンサーサイト


- 2022/05/30(月) 00:00:00|
- 何様語録
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
この前輸入車ディーラーの営業と話してきましたが、近年まではマツダが脅威だったらしいですが、これからは中国メーカーが脅威になると言っていました。
確かに電気自動車なんてシャーシとバッテリーとモーターがあれば完成しちゃいますからね。
メーター周りなんて全て液晶化されているから格安タブレットみたいなものですし。
安くて高性能なものを販売されれば、今のPC市場みたいに中国の独壇場になってしまうかもしれません。
日本メーカーなんて富士通やNEC、東芝と同じように駆逐されて買収という道を辿ってしまう事も十分考えられるのではないでしょうか。
対抗出来るとすれば、それこそ車なだけにプラットフォームの共通化で、いえねこさんの仰る通り世界規模の規格の構築でしょうか。
まあ難しい事は分かりませんが、電気自動車ではなくガソリン車に乗っている私でも環境保護はちゃんと考えていますよ。
世の中では皆マイバッグやマイ箸マイボトルなど自分専用のものを使って生活しているので、私もそれに倣ってマイカーを使うようにしています。
- 2022/05/30(月) 02:35:17 |
- URL |
- カブトゴリ #-
- [ 編集 ]
米国がトヨタの水素事業に参加することを表明したことも正にそれです。テスラをもってしても今後の中国は脅威ということです。そしてですね、日本とアメリカに共通している部分は工業の機械化が実は世界的にも遅れているということです。僕はずっと自動車関連の仕事をしてきましたし、自営になって中国や台湾、韓国の企業と取引もあり、現地にも行きます。はっきり言って驚きますよ。日本の技術がパクられたとかよく言いますし、私もネタにしますが、そのパクったものを合理的に自動生産に変換しているのはあちらの国のほうが上です。実は人件費なんて大差ないのです。しかも仕事が早いし対応は柔軟です。約束も守るし、品質も合格範囲内です。 これはですね、戦後の高度成長期の日本そのものです。 ASEANで「信用できるアジア国」の1位は中国になり、日本バッシングも始まっています。 このまま行ったら何が起こるかと言えば「安い日本の人件費にアウトソーシング」です。工業製品の下請け国になりますよ。
SDGsなんて言葉に踊らされて、気づいたら踊ってるのは日本だけ。現状はここです。
ってw 記事にしようとしてたネタを書いちゃったじゃないですかw
ちなみに現地に行って、かわいいおねーちゃんの店で接待してくれるのが楽しみなのはここだけの秘密です。
ハニートラップじゃないですからね。そんな重要な情報持ってませんしw
- 2022/05/30(月) 06:03:58 |
- URL |
- いえねこ #-
- [ 編集 ]