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穴掘って吠えるでござる

思っていることを適当に書き溜めして、1年後に恥ずかしい思いをするためのブログである。

防衛の現実

かつて好景気だった日本。
固定為替で1ドル360円から250円になり、自由相場になったとたんバブル突入。

そのころはこんな声が大半だった。「150円切ったら日本は終わる」
これは1ドル150円より円高が進んだら日本経済はヤバいよと言われていたんだよね。

そうなんです。日本は輸出してこそ経済が成り立っていた。
朝鮮戦争特需。ベトナム戦争特需。パソコン。家電。大衆車。
円安こそが正義だったわけです。

で、今。何が違いますのん? ということになるよね。
まず、主要な輸出品が弱くなった。 
重要部品や根幹技術があるじゃないかと思う人もいるでしょうが
やはりね、取引額が違うんよね。 
自前の製造技術があって、自前の部品で自前の完成製品。製造も日本人。 
今はセンサーだけ売る。フッ化水素だけ売る。モーターだけ売る。製造は海外工場や外国人労働者。 こんな感じ。 
肝心の係わる人数が少ない=国民にお金が落ちない。

そしてもう一つ、大きな違いが石油価格。
例のバブル崩壊後も、ガソリンが80円台/㍑。軽油などは課税率も安かったので50円台とかね。
つまり輸送費が今と比べ物にならないくらい安かったし、電気(発電)も安かった。

そこから円高傾向は止まることなく、ついには1ドル90円を下回ることもあった。
これで何が起きたかと言えば、「日本は物を作って売る」から買う側にシフトした(せざるを得なかった)。
当然、労働力も海外で買いまくったわけです。 だって当時の日本人は世界で一番人件費が高い国だったからね。
外国人を教育し、海外に工場を作り、日本のモノづくりをタダで教えてあげた。
その結果が今です。

売り手が成功して買い手になるのは簡単。
ところが一旦手放したモノづくりとその労働力です。
よーし、またモノづくりにシフトするぞ!なんて簡単には行かない。
それこそ特需でもない限り、変われない。


ダラダラとここまで書いてしまったので本題にたどり着けませんw
言いたいのは「この不景気はしばらく続く」ということ。
追いうちをかけるようにOPECは石油産出量に制限をかけている。

知っておいてほしいのは例えばEU圏ではガソリン価格が400円/㍑以上になっていること。
アメリカでさえ200円以上だ。 日本がどれだけ恵まれていることか。
物も回らなきゃ金も回らない。コロナで人も動かない。金がないから次の手も打てない。
こういう状態が世界全体で起こっているということ。

それが防衛、軍事的安定にどのような影響を与えているのか。
次こそ本題に入る予定でございます
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